この本はベジ・スイーツと呼ぶ、からだにやさしい洋菓子作りを紹介するものです。食の世界の流れの中で、今最も注目されているのが、健康に配慮した料理です。この流れは洋菓子の世界でも例外ではありません。
洋菓子は嗜好品として味覚(おいしさ)と視覚(うつくしさ)を追求して、日常的な食品として幅広く定着してきました。
この洋菓子が味覚と視覚の価値を保ちながら、どのようにして健康に配慮した商品が作れるのか?
この試みが本書の目的です。
健康に配慮した料理と洋菓子は、すでに小社既刊、料理と健康シリーズ
「ナチュラル・ホールフード・クックブック」
「スーパーファストフード」
「ベジ・ダイニング」
で、その考え方が紹介されました。
本書掲載の商品は、これら書籍で紹介された商品を基にして、オリジナル商品を加えて、配合・製法で分類分けして、プロの視点で「ベジ・スイーツ」という新分野を形作る第一歩となります。
本書構成は3章に分けられます。
第1章は「ホールフード・スイーツ」。
ホールフードの洋菓子作りです。洋菓子の基本構成を「小麦全粒粉+卵+酪農品+天然甘味料」として、小麦全粒粉やキビ砂糖、メープルシロップなどを使用した菓子作りです。
第2章は「ベジ・スイーツ、植物性素材の洋菓子」。
植物性素材で作る「焼き菓子・乾き菓子(クッキー類)・クリーム菓子・チョコレート」などです。植物性油脂や豆腐、ナッツペーストなど、植物性素材の特長を生かしています。
第3章は「小麦全粒粉のパン」。
毎日の食卓に、健康に配慮した小麦全粒粉を使ったパンを取り上げています。
これらに共通するのは商品価値を素材選択に求める試みでもあります。
日頃の商品開発の中で、健康をテーマにした時、
ぜひ本書をご覧いただきたいと願います。 (榊 満)

